円安になると物価が上がる理由

あくまで私なりの理論ですので、

もちろんこれだけではありません。

 

ただ、ざっと『こんなイメージ」を伝えていければと思います。

 

1ドル🟰100円の時に

1ドルのアメリカ産のりんごを1つ買うとしましょう。

もちろん、100円で買えます。

 

しかし、1ドル🟰120円の円安になれば、

1ドルのアメリカ産のりんごを買うには120円必要なわけです。

20円も物価が高くなっていますね。

 

これが円安になると物価高になる1番基本的なイメージです。

 

『海外産でなくて日本産のりんごなら値段は変わらないんじゃないか』

とも思いますが、

りんごを育てる農薬や輸送費(ガソリン)など、

海外から仕入れるもので成り立っている商品は

円安の影響を受けます。

 

りんご農家からすれば、今までは

農薬や輸送費などで

りんご1つの原価が50円であった。

だから50円の利益を上乗せして1つ100円で販売していた。

 

しかし、円安になることで農薬や輸送費が

りんご1つにつき70円かかってしまうことになった。

そうすると、今までは個数あたりの利益が50円だったのに

30円の利益にしかならなくなった。

 

じゃあ元々の利益を確保するために商品の値段を上げよう、となるわけですね。

 

円安になっても物価が変わらないのであれば、

販売者の利益が削られていることでもあるのでしょうね。